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2008年12月19日 (金)

出産当日

本当に当日までツワリあった。
結局2時くらいからは眠れず。

6時に起きてシャワーを浴びて身支度。
お腹が空いて汗だく。

---1年経って追記(というか手帳から転載)---

これから今日はダーリンと乗り越えるんだな~

NSTで初めてemiの張りが出てる!

どうも朝ご飯が来ないと思ったら絶食指示だって、、、。大丈夫だろうか、、、。ツワリでも水もダメだって言うし、帝王切開になるのかなぁ。またまた不安。聖くんもお腹が空いているようで動きまくり~

先生が挨拶に来て下さる。食べヅワリと喉の渇きを訴えたけれど、帝王切開の危険性が有るからダメ~って、、、。でも点滴が始まれば少し良くなるとのこと。
「ずっと食べヅワリでしたっけ?食べ物の恨みは何とやらですねぇ」って。その通り。先生のそう言うトコ素晴らしいです。ハイ。

処置室で先生の内診。2.5センチは子宮口が空いているから5センチまで広げるバルーンの処置を。先生は、「これで上手く行けば下から早めに出てきます」って言って下さる。言ったから早くする方法取って下さったのかな、ちゃんと聞いて下さる先生で助かる。安心。

部屋に戻ってトイレへ、本当に入ってた~。拭くのは難し。

NSTつけてからブドウ糖と促進剤の点滴開始。
30分も経たずに痛みが始まる。陣痛メモ・・・9:52 9:59

10:05 10:11 10:17 10:21 10:25 10:27 10:30 10:35 10:37 10:40 10:43 10:45 10:51 10:56 10:59

まだ生理痛くらいの痛み。メモは自分で無理になりダーリン任せ。

11:02 11:03 11:06 11:08 11:11 11:16 11:24(点滴メモリ60に)
11:39 11:40 11:50(点滴メモリ72に)
12:31(点滴メモリ84に)
12:38 12:45 12:49 12:50 12:51 12:53(点滴メモリ96に)

13:03 大変になってきた。でもここで初めてツワリの終わりを感じる。気持ち悪くない!

13:06 13:08 13:11 13:13 13:15 13:18 13:20 13:23(点滴メモリ108に)

13:27 13:30 13:34 13:36 13:38 13:41 13:44 13:45 13:48 13:51 13:53 13:55 13:58
14:01 14:03 14:05 14:07 14:09(点滴メモリ120maxに)

14:20~診察。本当は子宮口が開いてきたら風船は取れるはずなのに取れていなくて、取っていただく。今思えば、このとき普通じゃないことが分かる内容だったのだなぁ。

14:55~先生による破水。感覚は特にないものですね、ただ出てくるだけで。このままのんびりしていて大丈夫なの?という気持ちは大きくなりました。

もうこの後は点滴の量もmaxだし、陣痛も間隔が無いし、何度も助産師さんの触診がプラスされて酷い状態でした。一番聞かれたのは「触診が痛いのか、陣痛が痛いのか」でもそんなことも分からない感じ。

子宮口が開けばOKということで、助産師さんも開こうとして下さるのだけれど動かず。いきんじゃダメと言われるから辛いらしい陣痛中、私はいきんでイイヨという指示でした。いきんでも骨が開いていないというワケで。
結局、子宮口の出口の形が良くなく、開かないという事だったのです。

先生の診察で、現状維持をしていても大丈夫と言うことは分かったのが17時過ぎ。

水も飲めなくて喉も痛いし、聖くんは頑張って出て来ようとしているから、右の胸の下の骨が蹴られまくって痛いし、子宮口にあたってガンガンつかえているのも分かりました。

最終的には限界になった18時過ぎ、助産師さんも席を外して、忍君と二人きりだった病室で、「もうどうにもならないから、無痛にするか帝王切開にするかどちらかを頼んで欲しい。痛いときには言えないから全て任せるから」とダーリンに伝えました。

emi自身には、自分の力で産みたい気持ちが残っていてここまで引っ張ってしまったのだろうと思います。でも両方ダメになることも有るなと思えたのは冷静だったのかも知れません。
忍君は色々調べてから同席していたようで、点滴の量を見ても不安を感じていた様子。子宮破裂とかも心配しなくてはいけないのですね。

18時半頃、ダーリンが先生に相談して下さって、「帝王切開を止める理由はない」ということで、帝王切開することに。もっと早くemiが決断しても良かったのかもな。
手術理由は3時間の分娩停止。

15分後には手術して下さるという事で、二人の時間が流れました。
ダーリンも泣いてくれたのを覚えています。

移動も麻酔も、無痛にしていない陣痛中では大騒動で、看護婦さんはじめ皆様には本当にご迷惑をお掛けしましたが、皆さん人間味のある暖かい応対をして下さって救われました。

手術室の前でダーリンと別れて。
麻酔科の先生が麻酔を入れるときも、ステキな看護婦さんじゃなかったら無理でした。
麻酔が効けば、後はすんなり。絶えず声をかけて下さった麻酔科の先生と、オルゴールのような音楽に包まれて、帝王切開。有名なO先生も一緒に対応して下さいました。

出てきたところは見えなかったけれど、皆さんの歓声と共に聖は産まれました。
もう、ただただ、「ありがとう」という言葉しか浮かばず。
その時は、聖に有り難うの前に、皆さんありがとうでした。人間、迷惑をかけないで生きる事なんてできないのだなぁとか思いながら。
安心したのと、喜びとで、とにかく涙があふれてきました。それも麻酔科の先生がそっとティッシュで拭いて下さって、声をかけて下さいました。

聖は、看護婦さんが「カワイイ赤ちゃんですよ~」と連れてきて下さって、「ファーストキス~」とキスさせて下さいました。大勢の患者さんの中の1人でしか無いのに、とても暖かくて。この病院にして良かったと思えました。

その後、赤ちゃんは一足先に手術室を出て、ダーリンの所へ。その後新生児室へと移動しました。emiは閉じて貰ったり、麻酔の説明を受けたり。それでも30分くらいの滞在だったのだと思います。

出てきたときには、忍君がemiの両親にも電話連絡をしてくれてありました。ありがとう。
孫より娘の心配をしたのは、この日が最後でしたけれど~。

その夜は、高熱が出る仕様のようでうなされたりしたけれど、助産師さんがテキパキ対応して下さってゆっくり休めました。
少しダーリンとも語ってまた泣いちゃったけど。今も生きていること、そして子供も無事なことに感謝した夜でした。

聖くんは、2654gで、痩せれば一緒に退院もできないことが有りそうだし、帝王切開後でemiも無理だし、今日は預かって貰って糖水やミルクをあげていただくことに。
頭を打ち付けていたときの跡が頭にグルッとついていたこと以外は何も問題なく、五体満足な男の子です。

---

emiも促進剤で出てきたから大丈夫だと思って無痛にしなかったのだけれど、今の促進剤は昔の注射と違って、ドンドン強くする点滴なのですね。促進剤利用の場合は無痛分娩をオススメします。本当に。

そして、帝王切開になればそもそも無痛。
痛みを考えて子供を後回しにされていらっしゃる方には、無痛分娩、オススメします。

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